navi

イベント

  • 開催記念企画展示

    「古典を受け継ぐ現代の書
     − 世代をつなぐ筆墨の美 − 」

    会期
    1月16日(水)~2月24日(日)
    ※展示替え予定
    会場
    平成館1階企画展示室
    出品者
    毎日書道会役員作家
  • 事前申込制イベント

    • ①席上揮毫&トーク

      「古典を受け継ぐ現代の書
       − 世代をつなぐ筆墨の美 − 」

      会期
      1月27日(日)14:00~15:00
      (13:30開場)
      出演者
      石飛博光、鬼頭墨峻、仲川恭司
      (協力:毎日書道会)
    • ②記念講演会

      「顔真卿 王羲之を超えた名筆」

      日時
      2月9日(土)13:30~15:00(13:00開場)
      講師
      富田淳(東京国立博物館学芸企画部長)
    会場
    平成館大講堂
    定員
    380名
    (事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
    聴講料
    無料
    (ただし本展覧会の観覧券が必要。入館済みの半券でも可。 その場合、別途、当日の入館料が必要。)
    申込方法
    往復はがきの「往信用裏面」に
    • (1)参加者全員(2名まで)の氏名 ふりがな
    • (2)代表者の郵便番号・住所
    • (3)代表者の電話番号 を、
    「返信用表面」に代表者の郵便番号・住所・氏名を明記のうえ、下記までお申込みください。
    申込先
    〒107-0052
    東京都港区赤坂9-1-7
    赤坂レジデンシャル770
    ミューズ・ピーアール内
    「顔真卿」展イベント(①、②いずれか)係
    申込締切
    ①11月26日(月)必着
    ②12月11日(火)必着
祭姪文稿 現代語訳

祭姪文稿 現代語訳

けんげん元年(七五八)、戊戌の歳、九月庚午の一日より数えて三日壬申の日、汝の第十三番目の叔父である銀青光禄大夫・使持節蒲州諸軍事・蒲州刺史・上軽車都尉・丹陽県開国侯の真卿は、礼酒や諸種の供物をそなえ、ここに亡き姪にして賛善大夫を贈られたがんめいの霊を祭る。

汝は人に抜きんでた才能をもち、幼い時から立派な人徳をあらわし、宗廟のれんのような重臣、宮庭のらんぎょくじゅのような人物となり、つねに人の心をなぐさめ、やがては福禄をけるであろうと期待されていた。

しかし、逆臣のあんろくざんが朝廷の隙をうかがい、反旗を翻し挙兵しようとはいったい誰が予期しただろうか。
このとき汝の父のがんこうけいは忠誠をつくして、常山郡の太守をつとめ、私もまた朝命を受けて、平原郡の太守であった。仁兄顔杲卿は私をいつくしみ、汝を使者として双方の連絡をとったのである。

汝が私のもとから帰り、要衝の土門を敵から奪回して開通し、土門が開通したことで、凶賊の勢いは大いに弱まった。

しかしながら、賊臣のおうしょうぎょうは救援を送らなかったため、常山城は周囲を凶賊に取り囲まれて孤立し、父は賊の手に捕らえられ、子は殺され、まさに鳥の巣が傾いて、中の卵が転げ落ち壊れてしまったのである。

天がわが一族に禍を下したことを悔いはしないが、何故このような苦毒を受けなければならないのか。汝が残虐な死に遭ったことを思うと、私の身体を百回身代わりにしても、どうしてつぐなうことができるだろうか。

ああ、哀しみの極みである。

私は天子の恩恵を蒙り、しゅうの長官として民を治めることになった。
汝の兄のがんせんめいが最近ふたたび常山に行き、汝の首を納めた棺を携え、ようやくここ蒲州に帰還した。

汝を思うと哀れみの思いで胸が張り裂け、腸が断ち切れ、その死をいたんで心身を震わせる悲憤にかられる。
いつの日か、汝が安らかに眠る墓を作って安住できるようにしてやりたい。

汝の魂が私のこの思いを分かってくれるなら、異郷に長くさまようことを嘆かないでもらいたい。

ああ、哀しみの極みである。

どうかこの祭りをうけておくれ。